★ワンドの7

ワンドの7から俯瞰で捕らえることについてのヒントです。

 

「見下すのではなく事の外側から捕らえる」

 

経験も実績も知識もなくても、何故か的確なアドバイスが言える気がする。

そういうことってあると思うのです。

 

もしかしたら、そこに無自覚な経験値が反映されているのかもしれませんが、多くの場合その事柄について当事者でありながら他人事のようであったり、他人事なのに当事者的感覚がある場合だと思うのです。

 

どういうことかと言うと、強すぎる意識には客観性や安定性が欠落しやすいということです。

情熱を燃やして、夢中になって取り組んでいれば渦中の当事者であり続けるでしょう。

ですが、その状態でい続ける限り冷静さとは無縁です。

つねに意識を高く、自分が何者であるかを意識し続けるような…、そんな緊張感。

 

そのような全方向に神経を張り巡らせるような時も必要ではあります。

ですが状況を安定させ軌道に乗せたいと考えるならば、客観的な視点を持ちクールな判断をすることも必要です。

 

「渦中にいると冷静な判断は出来ない」

だからこそ発揮できる並外れた行動力や、ヒリヒリするような魅力的なクリエイティブが生まれることもあるでしょう。

だからこそどんなに一生懸命に向き合っても、安定できないという余裕のなさから抜け出せないかもしれません。

 

もしかしたら、刺激を受け成長し続けるためには、安定はいらないのかもしれません。

ですがそこに確かな満足があるとも限らないのです。