冥王星

冥王星

冥王星ってロマンを誘うファンタジー的存在だと感じます。

見えないし、一番遠いし、惑星から準惑星に肩書きが変わったり…

ですが、近代の占星術では冥王星を含め海王星と天王星の3つのトランスサタニアン天体(※)をリーディングに取り入れています。

地球に寄り添う 月、水星、金星、火星を個人天体、
ちょっと遠い 木星、土星を社会天体、
視えない 天王星、海王星、冥王星は世代天体と呼ばれています。

自分の人生が何か偉大な運命的な抗えない力によって動かされているとするならば、
その抗えない影響って冥王星が最終責任者的に担当していると思います。個人的にですけど。
少なくとも、この世(太陽系)とあの世(外宇宙)の境目には違いありません。

準惑星になってしまいましたが、個人的にはその神秘性も含めて境界を担う太陽系の惑星と捉えていいと思っています。

ただし、あまりに壮大なテーマや領域であるために、実際に読み解くことは難しく、
現実に落とし込んだアドバイスに結びつけにくい存在でもあります。

ですが、常識を超えた存在は常識を超えた影響を与えるものです。

個人天体にアスペクト(※)している場合は強い影響力があります。

自分でも扱いきれないエネルギーとして現れやすく、
ポジティブに働けば 尽きることのない体力気力、無限の愛 などとなって現れ、
ネガティブに働けば 極端で過剰なエゴや虚無感 などとなって現れるでしょう。

具体的な読みの鍵もまとめてみます。

冥王星×月 共感力 見抜く力と感じる力が独特で優れている カリスマ性 どんなに傷ついても立ち直れる
ハード ヒステリー性 刺激を求めすぎる傾向
ソフト 確固たる自分の世界 日常をこだわり抜ける

冥王星×金星 恋愛で人生が変わる 愛を追求する人 過剰なほどの愛情
ハード 過剰な執着 非現実的な理想
ソフト 愛が長続きする(切れない) 愛を信じることができる

冥王星×火星 底なしのエネルギーの持ち主 エネルギーを正しく扱うことが大切
ハード 異常な攻撃性 復讐心 粘着性 妄想
ソフト タフ 持久力と耐久力 野心を形にする力

この辺りは強く出てくるのではないかと思います。
ここでのハードとソフトは違うのだけれど、努力次第でハードアスペクト(※)もソフトアスペクト(※)的な持ち味とすることができます。ハードを鍛えて長所とした場合ソフトのそれよりも何倍も深く魅力的に現れます。
逆に、ソフトアスペクトでもネガティブな面として出てしまうと、ハードアスペクトと同じように現れます。

なんにせよ、冥王星は強く神秘的な影響を与えます。意識して生かすことで特別な魅力を手に入れられるでしょう。

「トランシット(※)の冥王星を感じようとすることで、今を生きる自分を知る」ってことが書きたかったのですが、
前置きが長くなってしまいましたので、続きはまた次回に!

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